十数年に訪れたグランドキャニオンで。
平和行進は、ナバホ居留地のツーバシティの市民会館まで15マイルを歩き、そこに泊めてもらった。夕食時に小学生のディネの少女が母親と祖母と一緒に来て、伝統的な踊りを踊ってくれた。衣装を2回も着替えていくつも踊りを披露してくれたので、私たちも一緒に踊った。
祖母は、今また大変なことがおきているのです、グランドキャニオン周辺のインディアン、ディネ、ホピ、ハバスパイ、ズニなどインディアンは、大企業と政府による新たな聖地への攻撃の事態に直面している、このことを緊急に世界に知らせてほしいと語った。
なんとグランドキャニオン・リゾート開発が、1億2千万ドル予算で始まろうとしているのだ。
私たちの聖地で儲けようとする企業が政府と一緒になって次々とやってくる。
グランドキャニオンの底に向けて、ロープウエイとゴンドラを通し、ホテルを建設するというリゾート建設予定地は、周辺12のインディアン部族にとって最も大切な聖地、神話の発祥地、祈りの場所、精神的よりどころされてきたところ、赤いコロラド川とトルコブルー色の小コロラド川が合流するconfluence (合流点)だ。
ここには生命誕生の神話があり、インディアンの人々は今もここで祈りの儀式をする。
Indian people around the four corners oppose to $120million resort development at the sacred confluence of the Grand Canyon. The plan includes construction of hotels and escarade gondora to the bottom of the canyon. For Dineh, Hopi, Havasupai, Zuni and other Indian tribes , Grand Canyon, especially the confluence is where they give prayer to the sky, water, rock, bird, fish, clickets and their ancesters.
グランドキャニオンを訪れたことのある人は誰でも、悠久の年月が作り出した自然の壮大な美と神秘に衝撃を受けたにちがいない。わたしも過去3度訪れ、その度に深い感動に心身を洗われる。自然への敬虔な祈りのような思いを湧き立たせる特別な場所だ。
グランドキャニオンの底への旅は、何時間もかけて歩いて降り、ロバに乗って昇ってくるからこそ意味がある。ゴンドラとロープウエイとホテルのグランドキャニオンなど考えられない。
リゾート化に反対するウエブサイトには、世界中のグランドキャニオンを訪れた人々からの応援のメッセージがたくさん届いているという。
グランドキャニオンの底に住むハバスパイ族(碧青の水の人々)のメディスンマン、スパイ・ウオーター氏が、私たちのフラッグスタッフの宿泊先を訪れてくれた。ハバスパイ族は1000人ほどの小さな部族。もともとはキャニオンの上、広い地域に渡って住んでいたが、白人に追われてキャニオンの底に追い込まれた。
Mr .Supai Water visited us and talked about their continuous struggle against uranium mining, land reclaim, nuclear contamination of Colorado River and so on. He said “ we just want to be left alone”.
「 私たちの聖地で儲けようとする企業が政府と一緒になって次々とやってくる。
ウラン鉱の開発、石油の開発、コロラド川の汚染、奪われた土地の回収など、この35年間、政府と戦い続けてきた。わたしは自分がメディスンマンであることを外の人に言ったことはなかったが、裁判で、自然が開発で壊されるとわたしの聖職者としての仕事ができなくなること、ハバスパイの宗教と文化が脅かされることを訴えるために、公表した。わたしたちはほっておいてほしいだけなのだ。」
彼が来てくれた3日後のアリゾナ・デイリー・サン新聞に、「ハバスパイと環境活動家たちによるグランド・キャニオンの南でのウラン鉱採掘中止要求を、連邦判事が却下」という記事が載った。
Three days after he visited us, we read in a newspaper, Arizona Daily Sun "Havasupai and environmentalists lose round in battle against uranium mine"
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